転職者インタビュー
INTERVIEW
住友重機械イオンテクノロジー株式会社
開発部
ビームライン開発グループ
二宮 亜紀 様
【若手社員インタビュー】物理に関係のあるところで働くという希望が叶い、問題解決に邁進
入社した経緯を教えていただけますか?
学生時代は物理の中でも原子核物理について勉強していて、サイズ的に大変小さい「核子」の研究をしていました。小さいものを研究するときには高エネルギーのビームを使用してその様子を探っていきます。高エネルギーのビームは加速器というものを使って作っていくのですが、その加速器というのが弊社で作っているイオン注入装置の一部になっていて、イオンを高エネルギーまで加速していってウエハー基盤にぶつけていくわけです。直接的な関係はないともいえますが、辿っていけばつながっているという感じです。
現在のお仕事はどのようなものですか?
イオン注入装置の内部に異物が飛んでいると困るので、それをきれいな状態にするにはどうすればよいかという課題に取り組んでいます。まだとりかかったばかりなので、手探り状態のところがありますが、先輩がたくさんアドバイスをしてくださるので、とても助かっています。
やりがいはどんなところにありますか?
今取り組んでいることの問題解決ができれば、大変魅力的な商品になっていくと思うので、やりがいにつながるかと思います。

この会社を選んだ理由は?
工学系の人が求められているイメージがあり、私は物理系出身だったので、引け目に感じているところはありました。ただ、この会社を受けるとき、担当の方にどんな部下が欲しいか質問してみたら、「物理の好きな部下」との返事をもらって、それなら一番自信があるなと思って決めました。物理に関係のあるところで働きたい!というのが希望だったので、望みどおりの職場で働くことができています。
四国の暮らしはいかがですか?
残業も多くないですし、土日がお休みなので、遊ぶところがもう少しあればとは思いますが(笑)、社内外に関わらず人がやさしく、あたたかいなと感じています。はじめは社内に女性が少ないこともあって心配していましたが、女性の先輩のお宅にお邪魔したり、食事に行ったりと仲良くしてもらっています。
入社前に考えていた仕事のイメージとギャップはありますか?
入社前は加速器のことだけをやるのかなと思っていましたが、今新しい課題をもらって、物理の中でも分野が幅広いなと思っています。様々な知識も必要なので、物理は物理ですが、加速器に特化した部分だけやればいいというようなことではなかったというのが、ギャップのひとつでもあり、今後努力しないといけないと思うところでもあります。
今後の目標は?
今はまだ目の前の課題で精一杯なので、まずはこれをきちんと仕上げることです。一人で前に進んでいけるようにしていきたいです。