採用担当者インタビュー

INTERVIEW

セキ株式会社

取締役
経営管理本部　本部長

松友孝之様

創業111年。印刷を始めとする、多様な手法でお客様の課題を解決。「働きやすい環境」を整えるため日々奮闘し、新規事業にも積極的に投資する、チャレンジングな企業です。

松山と東京に本社を置き、全国各地で事業を展開。印刷だけでなく、ブランディングやプロモーション企画の段階からお客様の課題解決をサポートする仕事。

明治41年に創業した当社は、今年111年目を迎えました。2004年に、東京証券取引所ジャスダックに上場。現在は、本社を松山と東京に置き、大阪・高松・名古屋・広島・福岡・高知など全国各地でお客様の課題解決のサポートをしております。

事業内容として、メインとなるのは総合印刷業やパッケージ印刷などですが、近年では印刷メディアを中心としたクロスメディア事業、そして広告全般の企画やデザイン制作、Webなどデジタルコンテンツの取り扱いも増加しています。グループ企業は、「タウン情報まつやま」などを発刊する株式会社エス・ピー・シーなど7社。お客様が抱える課題は年々変化してきており、より川上のブランディングやプロモーション企画のフェーズから関わっています。

能動的に動く事ができ、向学心や好奇心に溢れる人求む！入社後は、スキルに沿った育成プランや、四半期毎のプロセス重視の評価制度で成長をサポート。

求める人物像は「能動的に、自ら考えて行動ができる人」です。異業種からの転職や、仮にその業務の経験が無い場合でも、ヒューマンスキルを特に重要視しています。また、向学心や好奇心も必要です。例えば、お客さまやその業界について研究し、より良い提案を企画する事に喜びを感じる、情熱を燃やせるタイプの方は向いていると思います。お客様の課題を解決する事を目的とする業務ですので、相手の話を聞き出す「傾聴力」も大切です。先ほども触れたように、当社は「印刷」を一つの手段として、プロモーションやブランディングからの関わりを強化しています。そのため、このようなヒューマンスキルを持つ方々に、非常に期待しています。

入社後は、ご本人のスキルに沿った個別のプランで育成を支援しています。例えば、営業研修、ロールプレイング、社外セミナー等があります。また、新入社員のメンターチームに入っていただくなど、ご自身の育成にもつながり、社員との距離も縮まるような施策も随時検討しています。

人事評価は四半期ごと行われ、その通算で1年の評価が決定する仕組みです。目標も四半期ごとに設定し、PDCAがしっかり回っているかなど、プロセスを細かく確認します。また、行動管理は1週間単位で行い、今週のやるべきことや目標に対し、どのような結果であったか、上司と振り返りを行います。

中途採用比率も高く、それぞれの経験を生かしたアイデアが飛び交う、活気あふれる職場。お客様からの「ありがとう」の言葉がやりがいです。

当社では、いつも活気のある雰囲気の中で仕事をしています。特に営業フロアは、個々のお客様とのやりとりや、企画ミーティングの声で溢れています。また、営業フロアには社長や役員の席もあり、最前線の営業活動も見聞きしています。経営層と従業員の距離が近く、風通しが良いことも特徴の一つです。

新卒採用・中途採用の区別などは意識されておらず、特に営業系やデザイナーなどの技術職は中途採用率が高いと言えます。中途採用で、経営幹部や役員になっている者もおり、分け隔てなく活躍できる環境です。逆に様々な業種を経験した人が集まっているという点も、活気ある職場の一つの要因になっていると思います。

仕事上でやりがいを感じるのは、やはりお客様から「ありがとう」と言われる時です。印刷物ができあがった、イベントが終わったなどのタイミングで、「人が集まったよ」「評判がよかったよ」などの感謝の言葉をいただける。「モノ」を売る仕事ではないので、一から作り上げる苦労もありますが、その分やりがいも大きいと感じています。

残業時間の徹底削減・有給休暇の消化率アップ・男性の育児休業取得推進など、社員全員が「働きやすい環境」を整えるため、日々試行錯誤しています。

「印刷業界」というと、夜中まで仕事をしているイメージを持たれる事もありますが、現在は「働き方改革」などの影響もあり、随分改善しています。特に近年は残業を徹底的に減らしており、1ヶ月上限40時間というルールを設けた上で、平均20時間程度となっています。毎日19時頃には皆帰宅しており、20時にはフロアは静まり返っている状態です。

また、「有給休暇」についても取りやすい環境を目指し、消化を推奨し続けています。個人別に消化数を管理しており、個別に指導する事も。この影響で、数年前は50%を切っていた有給休暇消化率ですが、ここ数年で62%に上昇しました。「休みやすくなった」「取得する罪悪感がなくなった」などの声もあり、効果を実感しています。

当社は、厚生労働省が「子育てサポート企業」として認定した企業に贈られる「くるみん」を取得しています。近年は、社内の女性比率が増えており、特に営業系や編集・オペレーターは比較的高く、男女比は半々くらいではないかと思います。そんな中、育児休業の女性取得実績は100%。女性も働きやすい環境であると言えます。

さらに、昨年度から男性の育児休暇取得も推進しています。一般的に「育児休業」は無給（給付金あり）ですが、当社では、1週間は給料を支払う制度を導入しています。昨年以降、子どもが誕生した男性社員は全員取得しています。これらの取り組みを続けることで、1ヶ月や1年など、長期間の育児休業を取得する男性社員が増えればと考えています。

社員の健康維持にも力を入れています。例えばインフルエンザ予防接種の全額会社補助、健康診断受診率100%の維持、プライベートでの怪我や病気になった時でも使える保証制度なども完備。社員が「安心して働ける」環境を整えています。

環境経営を背景に、新たな事業をスタート！一時的なリスクを顧みず、将来の収益化を見据えた上で積極的にチャレンジする企業です。

現在は「環境経営」を打ち出しており、その一環として最も力を入れている事業の一つが、環境に配慮した「軟包装パッケージの水性フレキソ印刷事業」です。これは、ペットボトルのラベルやフィルムへの印刷、お菓子の包装、冷凍食品の袋などの柔らかな包装材に印刷する技術で、より環境に優しい印刷方式です。近年、環境改善への意識が高まる中、この印刷方式については日本で実施できるところが少なく、当社の強みとなっています。

この事業については、2年前に工場を設立し、現在順調に立ち上がりつつあります。工場の建設や機械の購入など、会社としての負担は大きくリスクもありますが、5年・10年後には事業が育ち、収益に繋がる事を見据えた上でチャレンジしました。このように、既存のサービスを守るだけでなく、新しい事業も積極的に展開しています。