社長インタビュー

株式会社北島製作所

INTERVIEW

株式会社北島製作所

代表取締役社長

北島 良則 様

電子黒板という競争力のある製品を武器に、ニッチな産業から広く事業を展開中

黒板製作から電子黒板、家具へ。時代のニーズに合わせてしなやかに変化

御社の会社概要と事業について教えてください。

当社は昭和25年に黒板や掲示板、卓球台などを製造する会社として創業し、現在で3代目となります。
時代の流れで黒板の需要が低下していくなか、家具製造などへと事業を転換してきました。

耐震取手やPCテーブル、耐震二枚扉など、ものづくりに関する表彰を多数いただき、近年は地震災害に対応した防災家具や電子黒板の開発に力を入れています。

顧客はどんなところになりますか?

もともと黒板は学校や公民館などの公共施設に使われることが多かったため、必然的に自治体や官公庁が最終的な顧客となっています。
自治体や官公庁の入札に参加する建築会社や設計事務所が直接的な顧客であることがほとんどで、そこに対して当社独自の提案を行っています。


株式会社北島製作所

ICT、IoT技術がどんどん進化している現代、多様な可能性と将来性のある電子黒板

御社の主力製品は何でしょうか?

売り上げ的には家具が主力です。
扉を閉めるとロックがかかり、地震のときにも中から物が飛び出さない構造の「二枚引違い耐震扉」や「連動式三枚引違い耐震扉」などの耐震家具が当社の特徴で、学校の職員室美術室、調理室などに採用されています。

学校等の公共建築物は地域住民の避難場所にもなるため、地震に備えて扉のロック機能付きの家具が必要とされます。
南海トラフ大地震を想定して開発したこれらの製品は、震度7相当の耐震衝撃試験において、変形やガラスの破損もなく、総合的な耐震力があるという結果となりました。

地震への備えは必須なので、これからも需要が見込めますね。電子黒板はいかがでしょうか?

確かに家具が売上の主力ですが、今後は電子黒板を伸ばして行きたいと考えています。
現在の世の中はICT化が進み、IoTの技術もどんどん進歩していっている時代です。
文部科学省からも「ICTを活用して授業を効率化させるように」との指針が出ているのですが、100%画面に映像を流すような授業ではなく、教科書を主体にしながら板書も行い、タブレットやスマートフォンの映像でその内容を補助していくという方法を推進しています。

教科書と映像を併用するにあたっては、やはり黒板に近いものがいいということになるのですが、電子黒板にはいろいろなタイプがあるため、お客さまのニーズに合わせてご提案しています。

電子黒板のマーケットはどのように推移しているのでしょう?

やはりニッチな産業ではあるので、大々的に全国展開を…というものではないですね。
しかし、学校は主に国や県、市町の管轄になり、導入が進んでいる自治体もあれば、まだまだのところもあります。
徳島の学校はほぼ電子黒板の導入が終わっていますが、最近では、石川や大阪、鳥取、福岡からの引き合いもあり、県外への展開も力を入れていこうとしています。

製品自体もそうですが、使い方や求める機能も進化していくため、新しい開発や提案もできる競争力のある製品だと思っています。


営業職は経営者との距離が近く、会社運営にも関与できる中心的存在

どのような職種を募集していらっしゃいますか?

官公庁の入札に参加する建築会社や設計会社などに対するメーカーの立場として、これからも事業を展開していきたいと考えています。
営業職として、これから全国に展開していく販路を見つけるお手伝いをしていただきたいです。
当社は全国的に見ても珍しいタイプの電子黒板も扱っていますし、電子黒板のニーズと将来のポテンシャルはまだまだあります。

仕事の面白さややりがいについて教えてください

仕事は「人」についてくるものです。
お客さまはしっかりした信頼のあるところから見積りを取りたいと思うし、仕事を任せたいと思っています。
打ち合わせや相談の対応、お客さまへのプレゼンテーションが自分でできないと信頼をいただけませんが、それができれば「自分のお客さま」ができる。
「自分のお客さま」から必要とされるのがダイレクトに伝わってくることが魅力であり、仕事のやりがいになっていると思います。

仕事はどうやって覚えていくのでしょうか?

「すぐ対応すること、すぐ結果を求められること」が難しい部分になるかとは思います。
間違った提案をすると信用を失ってしまいますから。
でも、経験を積んでいくと分かってくるので大丈夫です。

営業職でも建築の初歩的な知識は理解していないとできないため、入社をしたら最初は製造部で働いて基礎的な知識と技術を習得してもらいます。
そうすることで自信を持ってお客さまと対応できるようになります。
仕事の進め方は手順がだいたい決まっているので、OJTで実践しながら覚えていく形です。


次の時代へと大きな変革期を迎える老舗企業で自分の力を発揮できる

ちょうど今、会社の変革期とお聞きしましたが、将来をどのようにお考えですか?

冒頭でも申し上げた通り、当社は3代目の私に代替わりをしたところです。
会社の事業についても、社員の働きやすい会社環境なども、これからどんどん大きく変化していく渦中にあります。
より良い会社にするために何ができるか、その部分を新しく入っていただく方にも一緒に考えていただきたい。

現在、離れた場所にある2つの工場を集約し、コミュニケーションを充実させるため、今よりももっと広い土地に新工場を建設しようとしているところです。
社内的な環境を整えていくことで売上をアップさせ、それを社員に還元していきたい。

営業職は当社にとって大切な存在です。
新時代を迎える会社の方向性を、一緒に作っていってもらいたいと思っています。

募集中の求人情報

ふるさとで
キャリアを活かせる仕事を、
ひとりひとりに。

への転職成功の第一歩はご相談から。
あなたに最適な正社員の求人、採用動向、転職のコツなど、での転職に特化した求人情報をお届けし転職活動をサポートします。

  • 無料転職相談申込

    まずは転職相談入力フォームよりお申し込みください。

    無料転職相談申込
  • 個別相談

    (ご来社 or 電話・リモート相談可)
    希望条件、職歴、転職に関する不安や疑問についてご相談を承ります。

    個別相談
  • 転職支援サービス
    正式登録

    専用フォームより転職支援サービスに正式登録を行います。

    転職支援サービス正式登録
無料転職相談に申し込む